R04
富士山頂における窒素酸化物の観測
和田龍一(帝京科学大学)
Ryuichi Wada/ Teikyo University of Science
共同研究者・所属
定永靖宗(大阪府立大学)/米村正一郎(農研機構)
研究結果(プロジェクト報告)の概要
:富士山頂旧測候所に窒素酸化物分析装置(化学発光法)を設置し、富士山頂大気中の窒素酸化物濃度の連続観測を行った。窒素酸化物は、光化学スモッグの主要成分であるオゾンの濃度に影響を及ぼし、また酸性雨の原因となる硝酸の前駆体物質であることから大気環境問題における重要な化学種でなる。本プロジェクトにより、富士山頂にて観測した窒素酸化物濃度から東アジアからの越境汚染に関する知見を得た。